●常時インバータ給電方式を採用（On-line Type UPS）
VERTIV™ Liebert GXT3-J は、クリーンな正弦波出力 を提供できる 常時インバータ給電方式（On-line Type） を採用していいる
UPS（Uninterruptible Power Systems:無停電電源） です。
万が一、入力に サージ電流（surge current：定常状態を超えて瞬間的に発生する大電流）、突入電流（inrush current：電源ON時に、一時的に流れる大電流） などが発生した場合でも、
安定した出力電圧、クリーンな正弦波波形出力 を確保することができます。
そのため、企業様の 各種サーバー（ファイル、計算用クラスター・サーバー等）、NAS（Network Attached Storage）、Ethernet Switch、ルーター、
PBX（Private Branch eXchange：構内電話交換器） 等、ミッション・クリティカルな機器をお使いのお客様に最適です。
入力がそのまま機器に供給されるタイプの「常時商用電源」の場合は、雷サージ（lightning surge） で 機器の電源が破壊される可能性が高くなりますが、
「常時インバーター給電方式」（On-line Type） の場合は、お客様の大切な ミッション・クリティカル な機器を 雷サージ のショックからある程度守ることができます。
（雷が近づいた場合には、電チャージの逃げ道となる LAN ケーブル等の他の機器に接続するケーブルを抜き取ることも重要です。 落雷による故障が絶対に発生しないということを保証するものではありません。）
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■過渡電圧サージ抑制（TVSS）および EMI/RFI フィルタ
Liebert GXT3-J UPS には、接続されている負荷を サージ、電磁妨害（EMI:Electro-Magnetic Interference） と
無線周波数妨害（RFI:Radio Frequency Interference） から保護する 過渡電圧サージ抑制（TVSS:Transient Voltage Surge Suppressor） フィルタ
が搭載されています。
商用電源のサージや妨害を最小限に抑制し、UPS および UPS と同じ分岐回路上の接続装置に悪影響が及ばないようにします。
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■整流器/力率補正（PFC）回路
平常運転時、Liebert GXT3-J UPS の 整流器（Rectifier）/力率補正（PFC:Power Factor Correction）回路 は、商用電源を変換して
インバータ がクリーンな DC 電源 を使用できるようにする一方、ほぼ完璧な正弦波 の入力電流が UPS に流れるようにします。
正弦波入力電流の抽出によって次の2点を達成します。
・UPS が商用電源を最も効率的に使えるようにする
・商用電源に反射する高調波を削減する
結果として、同じ建物内に設置されている機器には、Liebert GXT3-J UPS に保護されていなくても、高調波軽減（harmonic reduction ）をすることができます。
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■インバータ
平常運転時、Liebert GXT3-J UPS の インバータ が整流器からのDC 出力を精密に制御された 〔正弦波 AC 電圧波形〕 に変換します。
商用電源が停電した場合には、インバータ は必要な電力をバッテリから DC/DC コンバータ 経由で受電します。
いずれの運転モードでも、インバータ は オンライン状態 にあり、精密に制御された 〔クリーン AC 出力〕 を常時供給します。
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■バッテリ充電器
バッテリ充電器 は商用電源からの電力を精密制御して、バッテリ を常時、浮動充電（Floating Charge）しています。
Liebert GXT3-J UPS が ON になっていなくても電源プラグが入っている限り、バッテリの充電が行われています。
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■DC/DC コンバータ
DC/DC コンバータ はバッテリ・システムからの電力を、インバータ動作 に最適な電圧に上昇させます。
これにより、インバータ は最適化された効率と電圧で動作し、信頼性を向上させます。
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■バッテリ
Liebert GXT3-J UPS は、防漏型制御弁式鉛蓄電池 を使用しています。
バッテリの設計寿命を維持するために、UPS は周囲温度0℃～25℃の環境で使用してください。
オプション品の外部バッテリキャビネットを追加してバッテリ動作時間を延長することもできます。
・防漏型電池（Non-Spillable Batteries）：制御弁を使用し、内部の液が漏れ出さないタイプの蓄電池。航空便で輸送する場合、この表示が無いと、輸送することはできません。
・制御弁式鉛蓄電池：蓄電池内部の気密を保持するため、蓋部分の排気弁は通常閉じているが、過大な充電電流が流れて蓄電池の内圧が上昇した異常時には、排気弁が開いて圧力を逃がす構造の蓄電池。
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■ダイナミック・バイパス
万が一、UPS 故障が生じた際には、商用電源が接続負荷に給電できる 代替回路 が Liebert GXT3-J UPS には搭載されています。
Liebert GXT3-J UPS で過負荷や過熱など障害が発生すると、自動的に接続負荷が バイパス に切り替えられます。
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●マルチカラー LCDディスプレイ を搭載
マルチカラーの LCDディスプレイ（20文字×8行）でデータ表示しています。
起動中の受電状態を表示することが可能です。
UPS電源の ステータス、ログおよび警報の確認、動作パラメータの設定、コンセントの制御 が LCD で可能です。
設定変更が本体キー操作で可能です。
日本語（日本国内出荷時の初期設定）、英語（English）の二ヶ国語に対応しています。
ユーザインターフェイスの詳細はこちら →
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●長寿命バッテリーを搭載
周囲温度20℃環境にて、期待寿命5年 の高信頼性 バッテリ（シール型鉛蓄電池）を搭載しています。
UPSのバッテリ寿命に煩わされること無く負荷機器のライフサイクルに合わせた計画を提案可能です。
※UPSの周囲環境温度が高くなりますと、バッテリーの寿命は短くなります。周囲温度30℃環境の場合、期待寿命は5年から2.5年に短縮されてしまうといわれています。
そのため、UPSは直射日光や暖房等の温度の高い場所に設置することは、絶対に避けてください。
0℃以下、又は 40℃以上の周囲温度環境では、動作不良、火災、爆発の原因になりますので、絶対にご使用にならないでください。
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●環境負荷を低減する グリーンモード（エコモード） を搭載
3種類の運転モード
（オンラインモード、グリーンモード（エコモード）、
グリーンモード（エコモード）自動）
通常（オンラインモード） 時の効率 89％
グリーンモード（エコモード） 時の効率 97％
グリーンモード（エコモード） は、通常の オンライン（インバータ）運転 から
入力電源の監視を継続した オフライン運転 に移行することで、内部回路の消費電力を抑制し、UPSの電気効率を向上させるモードになります。
グリーンモード（エコモード） 運転中 に入力電源が入力許容範囲（±5V、±1Hz）からはずれると、
UPSは インバータ運転 に切り替わります。
自動モード では、電源状態を12時間監視し、
その間電源が設定範囲内（±5V、±1Hz）であれば自動的に グリーンモード（エコモード） に切り替わります。
電源が設定範囲外になると、UPSは グリーンモード（エコモード） OFF になります。
・ONLINE MODE （GREEN MODE OFF、商用電源（AC）モード）
・GREEN MODE ON
・GREEN MODE AUTO
・BYPASS MODE
・BATTERY MODE
※出荷時は、グリーンモード ではなく、オンラインモード となっています。
グリーンモード、
または グリーンモード自動 にするには、LCD操作パネルより設定を行う必要があります。（右図参照）
BYPASS MODE 時は、商用電源がUPSのインバータを経由せずに、直接UPS出力に接続された機器に給電します。
手動で設定することもできますが、もしインバータが故障する等、UPSに何か異常が発生した場合は、自動的に BYPASS MODE になり、商用電源を直接機器に供給します。
BYPASS MODE 運転時は、60秒間隔でアラームが鳴り、LCD画面に 『UPS バイパスモード』 と表示されます。
BATTERY MODE とは、商用電源に異常が発生し、UPSのバッテリーにより動作している状態です。
この状態のときには、10秒間隔で0.5秒のアラーム音が鳴ります。また、LCD画面に 『商用電源異常』 と表示されます。
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●小型・省スペース
800VA/1100VA モデルで、18.5 Kg 程度
1500VA モデルで、23 Kg 程度
2200VA モデルで、25 Kg 程度
3000VA モデルで 34 Kg 程度
標準は、タワーモデル（サポート・ベース（タワー用スタンド） 2 個付属）ですが、オプションの レール・キット RMKIT18-32J をご購入いただきますと、
19インチ EIA規格 ラック・キャビネットに取り付けることができます。（19インチ 2Uサイズ、LCD画面は、設置方法に合わせて、90度回転が可能）
（19インチ・ラック マウント用の ブラケット 左右２個と、M４皿ネジ ８本 は本体に付属）
（UPSブラケットを19インチラックに固定する M5なべネジ ４本は付属していますが、M5化粧ネジは付属しておりませんので、もしご必要な場合は、お客様の方で別途ご用意願います。）
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●UPS管理ソフトウェア MultiLink 「Vertiv Power Assist」 が UPS にバンドル
シリアルケーブル（RS232C、D-Sub 9pin） 及び USBケーブル接続 が可能な Microsoft® Windows® 及び 各種Linux® 対応の
マネジメントソフトウェア MultiLink 「Vertiv Power Assist」 を Liebert GXT3-J シリーズ全モデルに無償バンドルしています。
Microsoft® Windows® OS用ソフトウェアは日本語対応のGUIを採用。
ライセンス・アップグレードによりシステム管理者は、1台のUPSに接続されている複数のコンピュータ、他のUPS、
さらには他の MultiLink 「Vertiv Power Assist」 といった複数の装置を、ネットワークを通じて1ヵ所で監視・制御できるようになります。
MultiLink 「Vertiv Power Assist」 による通知など、MultiLink 「Vertiv Power Assist」 サービスおよびビューアに関連するダイアログボックスのテキスト表示は、以下の言語にユーザ設定できます。
・日本語、英語（米国）、フランス語（カナダ）、スペイン語、中国語（簡体字）
Microsoft® Windows® Server 2003 R2／2008／2012、XP Professional、7 Enterprise、8 Enterprise
RHEL（RedHat® Enterprise Linux）、CentOS、Ubuntu、debian、Open SUSE、SUSE Linux Enterprise Server、Asiananux、Oracle Linux、mandrive、Scientific 等の各種の Linux® にも対応しています。
RHEL（RedHat® Enterprise Linux） 7.0-1406 / CentOS 7.0-1406 （kernel 3.10.0-123.9.3） の動作確認状況は、2015年3月9日現在、以下の様な状況となっています。
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完全ではありませんが、対応可能な状況となっています。
但し、以下の様な制限がございます。
- オンスクリーン、コンソールメッセージの表示不可
- ブロードキャストメッセージ(ターミナルにメッセージ表示)の日本語不可
- GNU Library(C/C++Runtime等32bit版)や、拡張用 X Library が必要
（以上、株式会社アンペール サポート様、調査結果）
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Linux の場合、KDE または Gnomeデスクトップ環境 の X Window System が動作している必要があります。
その他、glibc ver. 2.9 以降、libstdc++ ver. 3.4 以降等がインストールされてある必要があります。
（詳細につきまして、「MultiLink 「Vertiv Power Assist」; ユーザーマニュアル-基本版&アップグレード版」 をご参照ください。）
※1 旧GXT と GXT3-J シリーズにバンドルされるソフトウェアの互換性はありません。
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●インターフェイスが複数使用可能
GXT3-Jでは、シリアル（RS232C、D-Sub 9pin）、と USBインタフェース を併用して、監視、並びに シャットダウンすることが出来ます。
アクセサリカードを購入しなくても、最大2台のシャットダウンが可能です。
・1.8m 専用 RS232C（D-Sub 9pin） ケーブル × 1本
・2m USBケーブル（PC側：Type-A、UPS側：Type-B） × 1本
が付属しています。
一般的な、通信用 RS232C ケーブルとは内部配線が異なりますので、必ず付属の RS232Cケーブル をご使用ください。
ドライコンタクトポート（EPO:Emergency Power Off、遅延シャットダウン、バッテリーモード、ローバッテリー）を装備。
ドライコンタクト とは、制御盤内の電圧がかかってない接点のことを言います。具体的には、UPS 内部のリレー接点に接続されています。
別名、 無電圧接点 とも言います。UPSの電源が入っていない場合でも、他の機器の電圧が通電している可能性があり 危険 ですのですので、
ドライコンタクトポート 用の端子盤は他のコネクター等とは全く別の色 （VERTIV™ GTX3-J の場合は 緑色） となっています。
VERTIV™ JXT3-J には、以下の ドライコンタクトポート用付属品が添付されています。
・ドライコンタクト用ターミナル（ケーブル付）× 1 個
・ドライコンタクト用ターミナル（ケーブル無）× 3 個
オプションで、WEB/SNMP Management カード IS-WEBCARD もございます。
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●最大20台までのシャットダウンが可能（オプション）
GXT3-Jシリーズ の IntelliSlot に、
オプション製品 WEB/SNMP Management カード（GXT3-J用）IS-WEBCARD を装着すれば、
WEBブラウザ や SNMP による 最大20台までの ネットワーク全体の UPS 監視・制御（シャットダウン等） を可能にします。
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●コンセントグループ単位での ON/OFF 制御が可能
ストレージ機器とサーバとの起動時間差や、バックアップ運転中の機器への給電はプライオリティにより時間差をつけることができます。全モデル標準装備。
GXT-3Ｊシリーズよりコントロールできるコンセントが２系統に増えました。
●GXT3-800RT100J, GXT3-1100RT100J, GXT3-1500RT100J の場合
・入力プラグ ：NEMA 5-15P × 1入力（2.4m）
・出力コンセント ：NEMA 5-15R × ２出力
・プログラマブル出力コンセントグループ１：NEMA 5-15R × ２出力
・プログラマブル出力コンセントグループ２：NEMA 5-15R × ２出力
●GXT3-2200RT100J の場合
・入力プラグ ：NEMA L5-30P × 1入力（2.4m）
・出力コンセント ：NEMA 5-20R × ２出力
・プログラマブル出力コンセントグループ１：NEMA 5-20R × ２出力
・プログラマブル出力コンセントグループ２：NEMA 5-20R × ２出力
・出力ケーブル ：NEMA L5-20R × １出力
●GXT3-3000RT100J の場合
・入力プラグ ：NEMA L5-30P × 1入力（2.4m）
・出力コンセント ：NEMA 5-20R × ２出力
・プログラマブル出力コンセントグループ１：NEMA 5-20R × ２出力
・プログラマブル出力コンセントグループ２：NEMA 5-20R × ２出力
・出力ケーブル ：NEMA L5-30R × １出力
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NEMA（ニーマと発音）:National Electrical Manufacturers Association。アメリカ電機工業会
（1926年 設立）。発電、送電、流通、制御機器等の規格。
日本では、15Aを越える工業向け機器の場合、 NEMA規格 の プラグ や コンセント（和製英語。米では、receptacle outlet、英では、socket） を備える機器が多い。
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※アース接続（接地）を確実に実施してください。アース接続を実施しないと、故障や漏電があった場合に感電することがあります。
※ドライヤーなど、交流電源の半サイクルのみで電流が流れる半波整流機器を接続しないでください。過電流により、無停電電源装置が故障することがあります。
※出力容量を超える機器を接続しないでください。過負荷を検出した場合、出力を停止します。
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●内蔵バッテリー交換は、ホットスワップ対応
内蔵バッテリ・パックは、ユーザーが安全に交換できるように設計されています。
交換は、必ず「バッテリー運転」の状態ではないことを確認してから行ってください。
UL規格を遵守する場合は、UPSを停止させてからバッテリの交換をしてください。
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●オプションの追加でバックアップ時間延長が可能
追加バッテリキャビネットでクリティカルな機器の長時間バックアップが可能。
（最大4台まで拡張可能）
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●安心な保守体制
保証期間は、ご購入後２年間となっています。
万が一 UPS 故障した場合は、良品を先に送ってくれる 安心な 代替機先出しセンドバック方式 対応となっています。
3～5年センドバック保守 や、3～5年オンサイト保守 に対応した
「GXT3-J 保守パック」 製品もございます。
※詳細は、こちらをご参照ください。
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●各規格に適合／準拠しており、安心してご利用いただけます
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●抜け止め用のケーブル・タイ２本付属
負荷機器の電源コード抜け防止用ケーブル・タイ２本が付属しています。
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●コールドスタート可能
非常用電源として利用可能
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